今日紹介する邦ロックのおすすめ曲は京都出身の5人組ロックバンドROTTENGRAFFTYから「This World」です。「This World」は3枚目にリリースされたアルバムの収録曲で、このアルバムをから10年間衣装だったスーツを脱ぎ棄てて今のスタイルになっています。その脱ぎ捨てるシーンがMVの演出になっています。
ROTTENGRAFFTYの3曲目の紹介となる「This World」は以前紹介した「金色グラフティー」と「D.A.N.C.E.」と合わせてライブでの演奏率トップ3の定番曲です。この「This World」と「金色グラフティー」で好みが2つにわかれていますが、昨年行われたファン投票では「This World」が見事1位に輝きました。
バンドマン達にも人気が高い「This World」ですが、特にROTTENGRAFFTYと仲のいいDragon AshのベースだったIKUZONEさんの好きな曲で、今でも対バンではDragon Ashでカバーをやることが有名です。
そんなファンにもバンド仲間にも愛された「This World」を詳しく紹介します。
【収録CD】
3rd Album 2010年04月07日発売 「This World」
All Time Best Album 2020年03月18日発売 「You are ROTTENGRAFFTY」
【曲の特徴】
「This World」はキャッチーとヘヴィのミックスそしてそのギャップの融合が特徴です。イントロはオシャレなギターから始まり徐々にキャッチーな曲調になっていきます。Aメロはキャッチーなイントロとは打って変わってとてもヘヴィなサウンドでデスボイスが重く響きます。サビはまたキャッチーな曲調がメインになっていて、そこにヘヴィなサウンドが融合されています。このようにキャッチーな曲調とヘヴィなサウンドが交互に変わっていくミクスチャーロックを突き進むROTTENGRAFFTYらしさ全開の曲構成になっています。
歌詞は今のこの世界を超えていき明日を変えようと思い願い叫んでいるという、今に納得できていない人が何かをやってやるという強い意志が感じられる内容になっています。「This World」はROTTENGRAFFTYの4年ぶりのリリース曲です。その4年間にレーベル移籍などのさまざまなことが起こりそれを乗り越えてリリースできたので、当時のROTTENGRAFFTYの熱い気持ちが歌詞に表れています。
MVでは、今を超え、明日を変える象徴としてスーツを脱げ捨てて、新しいROTTENGRAFFTYへと変わっていくシーンが描かれています。曲もCDジャケットもMVもすべてがリンクしている作品となっています。
【ライブでの楽しみ方】
「「This World」のライブでの楽しみ方はNOBUYAさんの降臨です。ラスサビ前の間奏のところでボーカルのNOBUYAさんがフロアに降りてきて、お客さんの上を歩くのが恒例になっています。そして曲が終わるまでそのまま上で歌い切ります。この時NOBUYAさんを支えている人たちのことをNOBUYA踏まれ隊と言います。ライブキッズたちはここぞとばかりにサビでNOBUYAさん向かってダイブをしていきます。そのためラスサビでは上も下もぐちゃぐちゃになっています。たまに下が崩れることもありますがNOBUYAさんは落ちることなく、仁王立ちしています。曲のアウトロでは、支えてくれた人たちにグーパンチのファンサービスをしてくれます。NOBUYAさんを少しでも近くで見たい人は是非NOBUYA踏まれ隊に参加してみてください。
【おすすめポイント】
「This World」のおすすめポイントはラスサビです。【ライブでの楽しみ方】で紹介したようにラスサビではNOBUYAさんが降臨します。その時に下手側ではKAZUOMIさんもよくフロアに降りてきます。そしてセンターではNAOKIさんが降りてきてフロアに3人降臨していることがあります。メンバーをまぢかで見られるチャンスなので、是非前のほうで楽しんでください。
【MV】
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