今日紹介する邦ロックのおすすめ曲は京都出身の3ピースロックバンド10-FEETの「その向こうへ」です。10-FEETには有名な曲がたくさんありますが、その中でもライブでは外せない曲になっています。2011年にシングルとして発売されて以来、ずっと演奏されている曲です。メジャーバンド10-FEETの有名な曲なので、知っている方も多い方思いますが、私なりの楽しみ方を紹介します。
【収録CD】
14th single 2011年11月02日 発売「その向こうへ」
7th ALBUM 2012年09月19日 発売「thread」
【曲の特徴】
「その向こうへ」はギターからイントロが始まります。特徴的なギターフレーズですっと耳に入ってきます。曲全体的にわかりやすく激しい曲調ではないのですが、じわじわと気持ちが高ぶってくるような曲の構成です。Aメロはスタジオで弾き語りをしているときにできたので、ギターの落ち着いた雰囲気が残っているのかもしれません。
歌詞は困難や災難が降りかかってきたときの感情が描かれています。なかなか立ち上がれない時のリアルな苦しさが伝わってきます。それでも何とか乗り越えていかないといけない人の背中を押しているような歌になっています。
また構成が特徴的で、Aメロの最初の部分を、最後にもう一度持ってきてそれで曲が終わるというほかの曲ではあまり見ない構成となっています。
「その向こうへ」ができたのがちょうど震災の時だったそうで、最後の「別れも記憶もその清らかさも…」の部分と「描き続けて擦りきれた願いは、どこかに消えたけど歩いてみた。」の部分だけ震災後にできたそうです。
【ライブでの楽しみ方】
「その向こうへ」のライブでの楽しみ方の王道はサビでのダイブ&モッシュです。特に間奏からのラスサビ部分はリフトからのダイブやサークルモッシュが多く発生します。10-FEETのファンは慣れているので、ダイブ初心者でもダイブがしやすいのでおすすめです。
私の楽しみ方はサビでのNAOKIさんの飛び蹴りを見ることです。よくライブの写真にもなっていますが、きれいに足があがっています。躍動感があるので、下手側にいるときは楽しみに見ています。
京都大作戦での楽しみ方は同じ京都出身のバンドROTTENGRAFFTYとのコラボです。昔から仲のいい2バンドで、コラボCDで音源化もしています。京都大作戦ではロットンの出演日は必ずと言っていいぐらいコラボをしています。コラボするときはイントロに入る部分でロットンの「金色グラフティー」に出てくる「お前の見ている世界は」というセリフをTAKUMAさんが叫びます。京都大作戦に行けない方は2バンドが一緒に出るイベントでもたまに披露するのでその時に見られることを期待してみてください。
【おすすめポイント】
「その向こうへ」のおすすめポイントは曲前のTAKUMAさんのMCです。歌詞のように困難にぶつかっている人の気持ちに寄り添った優しさと、そんな人に送るエールがこもった熱い言葉を投げかけてくれます。特にプライベートで気持ちが乗らない人には刺さる言葉が多いので、そんな時こそ10-FEETのライブに行って「その向こうへ」を聞いてみてください。
MVはこちら
10-FEETオフィシャルサイトはこちら https://10-feet.kyoto/