【ライブレポ】セックスマシーン‼　めっちゃライブやっとんねん　4月17日

今日紹介するのは４月1７日に大阪の心斎橋にあるライブハウス“ANIMA”で行われた、「めっちゃライブやっとんねん　～ファイナル編～」第三部のライブレポートをお送りします。ライブ当日のセットリストやメンバーの言葉、そして会場の雰囲気などを伝えていければと思っております。残念ながらライブに行くことができなかった方や、一部や二部に参加したけど三部には参加しなかった方に、少しでも当日の様子が伝わればと思います。ぜひ最後までご覧ください。

【今回のツアーについて】

今日のライブは「めっちゃライブやっとんねん」というライブタイトルで、神戸・東京・盛岡・名古屋の4か所で行われたライブイベントのファイナル公演です。「めっちゃライブやっとんねん」は新型コロナウイルスの影響でなかなか今まで通りのライブができない中で、特にライブハウスが大きな影響を受けている人数制限の問題を打破するべく、1日に3回ライブをするという新しい試みのライブイベントです。

【今日のライブについて】

今日のライブは大阪心斎橋にあるライブハウス“ANIMA”で行われます。この“ANIMA”というライブハウスは、去年初めて発令された緊急事態宣言が解除された次の日に、おそらく日本最速でセックスマシーンがライブを行った、とても関係の深いライブハウスです。そんな大切なライブハウスでツアーファイナルを行います。

今日のライブは全3回公演です。1公演約1時間半の公演時間で行われる予定でした。しかし、まん延防止等重点措置が発令されたことにより、第三部の終焉時間に制限が出てしまいました。そのため開演時間を19:00→18:30に30分繰り上げて、公演時間も1時間15分に短縮して行われることになりました。そんな中行われた第三部のライブレポートをお伝えします。

ライブレポート　セックスマシーン!!

開場時間の18時少し前から、“ANIMA”の前にセックスマシーンファンが集まってきました。最近のライブでは恒例となっている、コロナ追跡システムを登録して開場時間を待ちます。開場時間になると、整理番号順にコロナ追跡システムの確認と検温、消毒を行いライブハウスへと入っていきます。私は20番台での入場でしたが、最前列にもまだ空きがありました。私は2列目で見ることにしました。開演までまだ時間があるので、先にドリンクを飲むことにしました。まん延防止等重点措置の影響でアルコール類の提供が19時までということで、先にお酒を飲んでからライブを見ることにしました。

ドリンクカウンターの前には、セクマシのライブでは常識となっているライブ中自由に使っていいパーカッションが置いてありました。せっかくなのでミニドラムを手にライブを楽しむことにします。

開演時間になると、いつもの登場SEが流れメンバーがステージに登場します。本日3回目のライブということもあり、メンバーのテンションが最初から少し高いように感じます。曲の演奏を始める前に、アルコール類の提供時間や公演の終了時間などいくつかの連絡事項がありました。連絡事項のアナウンスから、もーりーはハイテンションで脱線をしています。そしていつもより日野さんのツッコミが多いように感じます。そして時間がないと言いながらもやっとライブ1曲目を演奏します。

ライブ1曲目は「始まってんぞ」です。確かにメンバーが登場してからは時間がたっているのに、ライブが始まっているのに気づきませんでした。もーりーは1曲目からテンションが高く、これまで2公演してきた疲れを感じさせない動きをしています。2曲目はライブハウス“ANIMA”に「久しぶり！」です。お客さんが声を出せない中でも、ぴょんぴょん跳ねることで楽しめる曲で、早くもじんわりと汗が出てきます。途中もーりーが歌詞を間違える場面があり、若干疲れがあるのかなと感じました。続く3曲目は「むげんだい」です。この曲は個人的に好きな曲で、久しぶりにライブで聞けてうれしいです。特に好きなのが終盤にある「なにこのリズム」の部分です。以前ドラムのケンオガタさんにリズムを教えてもらいましたが、今日もうまく合わせられませんでした。4曲目は去年リリースされたシングルから「明日月曜」です。もーりーは曲に入る前にずっと「今日土曜、明日月曜」と繰り返していました。もーりーらしい勢いで乗り切る力技です。そしてまだまだ間髪入れず「バンド名変えたい」です。ライブ1曲目から、明るくてテンポの速い曲が続きます。サビの手を振るところでは、いつも以上の満面の笑顔で歌っているもーりーを見て、こちらも自然と笑顔になります。

ここでやっと小休止です。間なしで5曲連続で演奏するのは、セクマシのライブではあまり経験がありません。これも公演時間が短縮したことの影響かもしれませんが、なかなかレアなのでよかったかもしれません。

短いMC（ライブに来たことを隠したことがいいという流れからなぜかGLAYのアカペラ）ですぐに次の「かくせ‼」に入ります。ここでもテンポの速い曲で、攻めたセトリになっています。お客さんのテンションも高い状態で、続くのはセクマシの代表曲「君を失ってWow」です。今までならゲストボーカルの大きなWoｗという歌声が響く曲ですが、声出し禁止のライブなので、みんな突き上げるコブシにWoｗの気持ちを込めています。ゲストボーカルの歌声がないのに、今までと変わらない熱量の曲でこのころにはもう汗だくです。

「君を失ってWoｗ」の途中で換気タイムです。1時間に一度換気が必要なのでこのタイミングで換気を行います。時間も19時少し前ということで、お客さんの中にはこのタイミングでアルコールをもらいに行く人もいます。換気中は音漏れを防ぐために、楽器の演奏ができません。もーりーがアコースティックギターを持って出てきました。しかし、その前にドラムのケンオガタさんが急にビールが飲みたいという気持ちを体で表現するという謎の時間が始まりました。するとその流れで日野さんもやることに。結構変な空気になったところで次はギターの近藤さんの番です。近藤さんはビールが飲みたいという気持ちを歌にして表現しました。なぜかもーりーは挑戦せずにスルーしていました。なかなかカオスな時間でしたが、その間に換気タイムが終了し、もーりーはギターを使わずにライブに戻りました。

ライブは「君を失ってWoｗ」のラスサビから再スタートです。ここではお客さんが持っているパーカッションで、サビを演奏しました。

ここまではアップテンポの曲が続きましたが、ここでベースの音が特徴的な少し落ち着いた曲「地球よ」です。ベースの音が好きな人にはおすすめの曲です。そして続くのはこちらも落ち着いた曲の「風に沿って」です。この曲は去年発売された「かくせ‼」のカップリング曲です。コロナ禍でも前向きに進んでいこうという気持ちになります。

ここからライブは終盤に向かっていきます。10曲目は「悲しくて眠りたい」です。セクマシらしい失恋曲です。前半のテンション高めのライブとは打って変わって落ち着いた聞き入る曲が続きます。続いては「頭の良くなるラブソング」です。終盤の盛り上がりのピークに欠かせない曲です。残念ながらサビの円周率を歌うことはできませんが、3本目の終盤なのに力強い歌声と動きを見せるもーりーにパワーが伝わってきます。

ここでラスト2曲となりました。セクマシのライブといえば、終盤に名曲を持ってくるので、2曲は何だろうと期待して待ちます。残り2曲の1曲目は「新世界へ」です。コロナ禍と完璧にマッチしているわけではありませんが、この曲の新しい世界への期待とそこへ進んでいく歌詞が今の状況にあっている曲です。こんな状況ではありますが、音楽の力で新しい世界でも楽しませてくれるとワクワクさせてくれます。そして最後の曲は「胡蝶の夢」です。「一時の短い夢だった　とても気持ちのいい夢」という歌詞で始まる曲ですが、この歌をライブの最後に聞くと、本当に1本のライブが「一時の夢」のように感じます。とても名残惜しいですが、これで終わってしまうんだという気持ちで最後まで楽しもうといつも思わされます。

前半はアップテンポの激しく明るい曲で攻めたセットリストで、後半は落ち着いた聴く系の名曲が続くセクマシらしいセットリストでした。久しぶりのライブだったので、前半のペースで最後までだとしんどかった気がします。

本編が終わり、まだギリギリ時間があるということで、アンコールで1曲「夜の向こうへ」を演奏してくれました。楽しくて小声で口ずさんでしまったのですが、それぐらいはいいでしょう。

セットリスト

始まってんぞ

久しぶり！

むげんだい

明日月曜

バンド名変えたい

かくせ‼

君を失ってWow

地球よ

風に沿って

悲しくて眠りたい

頭の良くなるラブソング

新世界へ

胡蝶の夢

アンコール

夜の向こうへ

まとめ

今年に入って2回目のセックスマシーンのライブでした。1日3公演と他のバンドでは考えられないイベントでしたが、さすがに5か所目ということもあり、最後でも変わらないテンションとライブパフォーマンスでした。もっとヘロヘロの姿が見られると思っていたので少し残念な気もしますが、とてもいいライブでした。声を出さない今のスタイルのライブにもだいぶ慣れてきましたが、そろそろ大声でゲストボーカルがしたいなという気持ちがまた出てきています。いつになるかはわかりませんが、制限なしのライブができる日を楽しみにして、それまではまた新しいおもしろい企画をセックスマシーンがやってくれることを期待して、ライブ参戦を続けたいと思います。

セクマシメンバーも言っていましたが、次は4/22大阪なんばhatchで行われるPANマンでお会いしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。