ライブレポ

【ライブレポ】ハレルヤTour2020 2月18日

ハレルヤTour2020

今回のライブは京都出身のロックバンドROTTENGRAFFTY主催のハレルヤTor2020です。ハレルヤTour はROTTENGRAFFTYが2019年12月18日にリリースした8枚目のシングル「ハレルヤ」のリリースツアーです。ツアーは2月3日の仙台から2月28日の渋谷までで、全10本です。ゲストにはハルカミライ、EGG BRAINなどが呼ばれています。今回私は2月18日に心斎橋BIGCATにて行われた、ツアー6本目のライブに参戦してきました。大阪のゲストは地元大阪出身のロックバンドGOOD4NOTHINGです。

 

GOOD4NOTHING

大阪の堺出身のロックバンドGOOD4NOTHING。結成22周年のベテランバンドです。昨年2月末にボーカルのTANNYさんが脱退し現在は3ピースバンドとして活動しています。ROTTENGRAFTYとは旧知の中で互いの主催フェスに呼び合うほど仲がいいです。それではライブレポをご覧ください。

1曲目は定番曲の「FOUND」。曲の入りが心地よく、ライブに気持ちが入っていきやすい曲で、1曲目からダイバーがでていました。2曲目は「IN THIS LIFE」疾走感あふれる曲が続きます。3曲目は「STOMPING STEP」。GOOD4NOTHINGの中ではキャッチーな曲で「Cause You’re Alive」。U-tanのソロパートが始まると会場はさらに1段階盛り上がります。ラスサビ前にはたくさんのリフト勢が感情を開放してダイブしていきます。続けてこれも盛り上がる1曲の「Right Now」。残り少ない中GOOD4NOTHINGをあますことなく楽しみます。最後の1曲は「One Day I Just」。最後にまた疾走感のある激しい曲にフロアはモッシュダイブでもみくちゃに。次にROTTENGRAFTYがあるのを忘れたかのように目の前のGOOD4NOTHINGで出し尽くしているようです。ライブは13曲で終了。最初から最後までGOOD4NOTHINGの良さが伝わる楽しいライブでした。特にメンバーのライブを純粋に楽しんでいる姿が印象的でした。今のGOOD4NOTHINGがみんなに伝える何歳になっても頑張れば何でもできるというのが説得力があり、ポジティブにさせてくれます。5月にはGOOD4NOTHINGの主催野外フェスSAKAIMEETINGがあります。ROTTENGRAFTYも出演するので、今から楽しみです。

セトリ

・FOUND

・IN THIS LIFE

・STONMPING STEP

・Maximize

・NEW STORY

・THIS SONG’S TO MY FRIEND

・J.C.

・Start It Today

・It’s My Paradise

・Someday

・Cause You’re Alive

・RIGHT NOW

・One Day I Just

 

ROTTENGRAFFTY(ネタばれあり)

転換が終わり会場が暗転し、610行進曲が流れると思いきや、赤い照明でサイレンの音が響きます。そしてサイレンの音の中ROTTENGRAFFTYのメンバーが登場。ギターのKAZUOMIさんの「音で殺す」の一言から、1曲目の「零戦SOUNDSYSTEM」。ギターから入るイントロで、KAZUOMIさんが特に気合の入る曲スタートで、今日のライブの意気込みが伝わってきます。2曲目は今回発売された「ハレルヤ」のカップリング曲の「相殺微量サイレンス」。ライブで聞くのは初めてでしたが、ギターが印象的でROTTENGRAFFTYらしい曲です。3曲目は「緑と青のコントラスト」です。これはROTTENGRAFFTYの2nd mini アルバムに収録されている初期の曲で、ライブではなかなかやらないいわゆるレア曲です。ワンマンでもなかなかやらない曲に驚きと喜びの感情があふれています。そして4曲目はROTTENGRAFFTYのキラーチューンの一つ「THIS WORLD」。ボーカルのNOBUYAさんの「かかってこい」の一言に会場のボルテージは最高潮に。2サビの後の間奏ではNOBUYAさんがフロアに降臨。NOBUYA踏まれ隊が舞台下手側に集まります。ステージ中央ではN∀OKIさんが、上手側ではKAZUOMIさんが柵を乗り越えてきています。フロアではメンバーに触れたい人が前方に押し寄せて、その上にはダイバーが重なっている状態で、本当にメンバーとみんなが戦っているように見えます。NOBUYAさんは向かってくるダイバーを投げ飛ばしていました。最後には強めのグータッチで支えていた踏まれ隊をねぎらっています。最高潮の中次の曲は意外な「MASSIVE DRAIVEN」。これもライブではほとんどしないレア曲です。ロットンガチ勢にはうれしいセトリです。続いては「PLAYBACK」。最近の曲で曲中に飛び跳ねるかっこよくて楽しい曲です。N∀OKIさんの「飛び跳ねろ」の声で全員が笑顔でジャンプしています。BIGCATのフロアが揺れているように感じました。ここまでMCなしで畳みかけています。7曲目は「銀色スターリー」。有名で盛り上がる曲ですが、ここ数年は定番ではない曲にイントロで会場から喜びの声が上がります。この日シルバースターリーTシャツを着ていったのでテンションが上がりました。曲中はダイバーがあふれていて、フロアは汗で湿度あがりサウナ状態です。続いては「I&I」。これもツアーでたまにしかしない曲です。明るくポップな曲でみんな曲に合わせて踊ったりクラップしたりしています。明るい曲や激しい曲が続いていましたが、次の曲は落ち着いた曲の「70㎝四方の窓辺」です。失恋や大事な人と会えなくなった人の心情がストレートに書かれていて、少しさびしさや後悔を感じます。テンションが上がった中でも歌詞がすっと心の中に入ってきます。会場も一息入れて曲を聞くことに集中している人が多かったです。少し落ち着いた雰囲気になったところで、N∀OKIの歌えの合図から「金色グラフティー」。ROTTENGRAFFTYといえばこの曲というぐらい有名な1曲で、会場内ではみんなの歌声が響いています。イントロ前からリフト勢が壁のようになっていて、「お前の見てる世界は」で全員が飛んでいきます。下の人もセキュリティーさんも必死にダイバーをさばいていきます。1番のサビでもまだダイバーが残っていて、さらに増えていくので周りで見ると少しカオスな状態です。普段はライブの最後にやることが多い曲ですが、ライブ中盤に持ってくるセトリが、新しさを感じます。ここで初めてのMCです。GOOD4NOTHINGの出会いの話でした。

ここから後半戦。最初の曲は「Familialize」。後半にバラード系の曲を演奏することが多いロットンですが、今回は「Familialize」でした。ツアーでなければ聞けない曲に気持ちが高ぶります。続いては「ぼくたちの失敗」。少し昭和の感じがする曲調で、N∀OKIさんの声がとてもあっています。しっとりと歌い上げる2人に聞き入ってしまいました。落ち着いた曲が続いた後の曲は「STAY REAL」。イントロと照明で落ち着いていたみんなにスイッチが入ります。終盤に差し掛かっているタイミングで出し尽くすかのように、声を張り上げます。またフロアにが熱気に包まれているなか「D.A.N.C.E.」。曲名の通り踊り狂う曲で引いた汗がまた出てきます。2サビの後の感想では大きなサークルができ左回りで走ります。このツアーではアンコールをしないということで、残り少ない時間を楽しみます。残り2曲となり次の曲は「Rainy」。ライブの最後に演奏することが多い曲で、みんなで「レイニー、レイニー」と叫びます。今日1番の叫び声をとメンバーもさらにあおってきます。曲の途中ではKAZUOMIさんのメンバー紹介がありました。そしてあっという間に最後の曲です。ここまでリリースツアーなのにやってなかった「ハレルヤ」をここで披露。ギターが特徴的なイントロから、曲調の変化のある曲で、サビまで一気に駆け抜けていく疾走感あふれる1曲です。ここ最近では1番の勢いのある曲だと思います。ライブの最後でもまだまだ元気な人がダイブやモッシュで楽しんでいます。今後もセトリに入ってほしいかっこいい1曲でした。アンコールがないのでこれでライブはすべて終了。

セトリ

・零戦SOUNDSYSTEM

・相殺微量サイレンス

・「緑と青のコントラスト」

・This World

・MASSIVE DRIVEN

・PLAYBACK

・銀色スターリー

・I&I

・「70㎝四方の窓辺」

・金色グラフティー

・Familiarise

・ぼくたちの失敗

・STAY REAL

・D.A.N.C.E.

・Rainy

・ハレルヤ

まとめ

ハレルヤツアーのツアー中盤だった今回の大阪公演。セトリの組み方が今までのROTTENGRAFFTYとは一味違い、レア曲も多かったです。20周年を経てまだまだ、新しい楽しみを見せてくれるROTTENGRFFTYをこれからも追っかけて行こうと思います。

 

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