今日紹介する邦ロックのおすすめ曲は神奈川出身のモンスターバンドとしてロック界の中心に君臨しているレゲエ・パンク・バンドSiMから「Amy」です。
「Amy」は2012年に発売された2nd ミニアルバムのLiFE and DEATHのリード曲として収録されている曲です。LiFE and DEATHが発売された当時は「KiLLiNG ME」が収録されている前作のSEEDS OF HOPEが大ヒットし、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気バンドになって注目度が高くなっている時でした。LiFE and DEATHは前作に比べてさらにSiMのよさであるレゲエの要素や尖った毒々しさを詰め込んだ内容になっています。
その中で「Amy」はこれまでのSiMに新しい要素を加えた人気曲です。今でもライブの定番曲の1つで、ライブでの盛り上がりは「KiLLiNG ME」に引けを取らない熱い楽曲です。
そんなSiMの人気曲を詳しく紹介します。
【収録CD】
2nd ミニアルバム 2012年05月02日発売 「LiFE and DEATH」
【曲の特徴】
「Amy」はラウドロックの特徴を残しながら、レゲエやスカの要素を取り入れた曲調になっています。ギターは裏打ちのリズムだがドラムはドラムンベースの感じを入れていて、スピード感や疾走感の強い印象になっています。さらにそこにスカの要素が入ってくるので、さらに乗りやすさがプラスされています。ラウドロック特有の叫んでいるというより、メロディーがしっかりしていて歌っているという印象が強くなっています。また中盤ではダブステップのパートがあるのが特徴的です。ダブステップの感じをベースとギターで作るという他にはない表現方法をしています。演奏レベルが高いからこそできるSiMだけの表現方法です。
歌詞にこだわっているSiMですが、「Amy」の歌詞も特徴的な物語になっています。ある男性に支配されている1人の女の子が主人公です。その男性に嫌悪感を持ち支配から抜け出したいという気持ちが描かれています。そしてサビでは女の子が火を放ちその支配から逃げ出すさまが描かれています。映画にもありそうな内容の物語になっていますが、その歌詞には様々な支配から逃れて自由を手にしたいなら、そのために行動を起こさないといけないというメッセージが込められているように感じます。
【ライブでの楽しみ方】
「Amy」のライブでの楽しみ方はツーステップです。今ではどのバンドのライブでも定番の楽しみ方になっているツーステップですが、ツーステップがロック界で流行りだしたきっかけはこの「Amy」です。MVでボーカルのMAHが披露したツーステップをロックキッズ達が真似したことから今の定番の楽しみ方になっていきました。今ではどのバンドにもツーステの曲がありますが、元祖ツーステ曲の「Amy」で是非楽しんでください。
【おすすめポイント】
「Amy」のおすすめポイントはMVです。「Amy」のMVは歌詞の内容に沿って作られています。可愛い女の子が支配されている様子や屋敷に火を放ち逃げ出していく様子が忠実に描かれています。歌詞の内容を知ってから見るとより楽しめるので是非ご覧ください。また、ツーステップの流行りのきっかけとなったMAHのツーステップも見られます。
SiMに興味があり余裕のある方はDVDのDUSK and DAWNをご購入ください。このDVDには付属で「ORIGINAL STORY of Amy」という特別コミックがついています。このコミックも見ごたえがあるので是非購入して見てほしいです。
【MV】
【関連記事】