今日紹介する邦ロックのおすすめ曲は生活密着型ラウドロックという独特のスタイルで人気の打首獄門同好会から「私を次郎に連れてって」です。
「私を次郎に連れてって」は2012年に発売されたミニアルバムに収録されている曲です。
身近なことを歌うのが特徴の打首獄門同好会ですが、その中でも食べ物に関する曲が多数あります。当ブログでも過去に「日本の米は世界一」や「デリシャススティック」を紹介してきました。そして今回紹介する「私を次郎に連れてって」も食べ物に関する曲になっています。
この曲は有名なラーメン屋〈ラーメン二郎〉をテーマにして作られた曲です。行ったことがない人でも一度は耳にしたことがあるラーメン二郎ですが、コアなファンが多く人気が高いジャンルになっています。そんなラーメン二郎に行ったことがある人はもちろん行ったことがない人にも良さが伝わる曲になっています。ラーメン二郎ファンの中にはロックバンドに興味が薄いけどこの曲だけは知っている人もいるぐらい次郎ファンにも人気の高い曲です。
【収録CD】
2012年10月16日発売 「獄門のすゝめ」
2014年8月20日発売 「10獄〜TENGOKU〜」
2017年7月12日発売 「夏盤」(ライブ音源)
【曲の特徴】
「私を次郎に連れてって」はラーメン二郎に行ったことがないけど気になっている1人の女性とラーメン二郎が常連の男性との物語調になっています。1番ではラーメン二郎が気になっている女性を連れていくか悩む男性が描かれています。そして2番ではラーメン二郎の列に並んでいる間にルールを教えるかどうか悩む男性の心情が描かれています。
2番のBメロではラーメン二郎のルールが歌詞になっています。独自のルールをわかりやすく描いていて、作詞している会長が本当にラーメン二郎を好きなのがよくわかります。
またイントロとアウトロが印象的でラーメン二郎の代名詞でもある『ニンニク アブラ ヤサイマシマシ』などの特徴的な注文方法を繰り返します。会長の特徴的な声と合わさって一度聞けば忘れられない印象的なイントロとアウトロになっています。
「私を次郎に連れてって」は打首獄門同好会で初めて女性ヴォーカルをメインにした楽曲です。そのため他の楽曲に比べるとラウドロック色が弱くなっています。それに合わせて曲調も全体的にポップで親しみやすくなっています。イントロとアウトロではしっかりとラウドロックの重さを表現しています。
【ライブでの楽しみ方】
「私を次郎に連れてって」のライブでの楽しみ方はいくつかあります。
まずイントロとアウトロではみんな歌っています。歌詞を覚えている人は歌って楽しみましょう。
Aメロの初めは曲に合わせて手拍子をします。みんなで楽しく手叩いてライブを楽しみましょう。
ライブキッズにはサビでのダイブがおすすめです。打首獄門同好会のライブはダイバーが少ないですが、この曲のサビではたくさんのライブキッズがダイブをしています。Bメロの途中からリフトをしてサビでダイブするのが定番になっています。ライブではしゃぐのが好きな人はサビでのダイブをおすすめします。
【おすすめポイント】
「私を次郎に連れてって」のおすすめポイントは特徴的なMVです。普通とは違った漫画を使ったMVになっています。この曲に合わせて漫画が作られています。少女漫画のような画風でクオリティーがとても高い立派な漫画になっています。MVだけにするのはもったいないぐらいの完成度なので、是非MVで楽しんでください。
【MV】