【ライブレポ】セックスマシーン!!　すぐにライブやっとねん！　6月1日

今回の紹介するライブレポは6月1日に行われたセックスマシーン!!の「すぐにライブやっとねん！」です。コロナによる緊急事態宣言でライブハウスに休業要請が出ていいたためライブができていませんでした。6月1日に大阪府で休業要請が解除されたことで3か月ぶりにライブが解禁されました。そこで緊急ワンマンライブとしてセックスマシーン!!が大阪にあるライブハウスANIMAにて恐らく解禁後最速のライブを実施しました。今日はそのライブのレポートをお届けします。

【ライブの実施方法と感染対策】

来場人数を49人に限定して行います。ANIMAのキャパシティがおよそ350人なので大きく減らしていることがわかります。また来場者は関西圏に限定し県外への移動を極力減らしています。当日入り口ではアルコール消毒と検温、客席はソーシャルディスタンスをキープして椅子を配置して着席で行います。ステージには透明のビニールの幕を設置して飛沫を防いでいます。お客さんはマスクを着用して、声を出すことを禁止しています。徹底的な感染予防策を講じてライブを行います。

ライブ前には映像にて注意事項を告知。声を出せないゲストボーカルのために小さな楽曲を渡して、声の代わりに音を出して楽しめるように配慮してくれています。

また、来場できないセクマシファンのためにYoutubeのオフィシャルチャンネルにて生配信を実施。遠方の人も楽しめるよな工夫がされています。

【ライブレポ】

注意事項説明の動画が終わると、いつものSEなしでメンバーがステージに登場。メンバーも久しぶりのライブにどこか落ち着きがない様子で演奏準備をしています。

1曲目はライブハウスでお客さんを前にする久しぶりのライブの1曲目にふさわしい曲の「久しぶり！」。ボーカルのモーリーが楽しそうにぴょんぴょん跳ねています。お客さんの手拍子にもライブを見れた喜びが見て取れます。

2曲目はライブハウスをフェスティバルに変える「ウッドストック2019」。久しぶりから続いて明るい楽しい曲で見てるみんなを楽しませてくれます。

そしてここでセクマシの定番曲のひとつ「サルでもわかるラブソング」声が出せないので、ゲストボーカルは拳と楽曲でコーラス！サビでは日野さんと近藤さんのコーラスだけでとても新鮮です。声が出せなくてもいつもと変わらない熱量を出すセクマシとゲストボーカルはさすがです。

続いては「いいよね」。ライブで初めて聞いた曲です。このコロナの影響で3か月ライブできていない現状のぴったりなロックっていいよねと歌った曲。自粛期間中に何度もロックを聴きたい、いいなと思っていた気持ちをストレートに表現してくれてます。

続いて明るいポップな「始まってんぞ」。コーラスでテンションが上がる曲ですが、我慢してグッと力を入れたり手拍子で楽しみます。

そしてここで新曲の「かくせ！！」。レコ発ツアーが中止になったことで、発売されてなかなかライブでできなかった1曲をライブで披露してくれました。音源を聴いて楽しみにしていたお客さんも嬉しい1曲です。

さらに「かくせ！！」のカップリングの「明日月曜」を披露。この曲は日曜日に思う気持ちを表現しています。月曜日なのに「明日月曜」をセットリストに選ぶところにセクマシらしさを感じます。

新曲が続いた次の曲は近藤さんのギターソロから始まるカッコいい曲「（It’s only）ネクラ」。久しぶりに聞くギター音にライブの懐かしさを感じます。ラスサビではモーリーがフロアに降りてきて1人のお客さんに向けて歌うところで、今日はライブハウスアニマの店長に向かって歌います。このライブはアニマの店長からのお誘いで決まったということで感謝を込めて歌います。

「（It’s only）ネクラ」でテンションが上がったところにセックスマシーン!!の代名詞「君を失ってWow」。サビの歌詞がWowだけでできているこの曲はゲストボーカルのコーラスが醍醐味です。声を出すことができないので、ゲストボーカルはグッと力を入れることでコーラスを表現します。間奏では曲を中断して換気を行うという新しい試み。しかし何も起こらないというシュールな状況になっています。

ここでしっかりと歌い上げる「夜の向こうへ」。モーリーの歌声とメンバーの演奏が心地よく響きます。

そして少しMCを挟んで「響けよ我が声」を披露。ライブではあまりやらないこの曲。歌詞が今の心境にマッチしています。モーリーの熱い気持ちがこもっています。

ライブ終盤の定番の「春への扉」。「響きよ我が声」に続いてしっとりとした歌でメッセージを込めて歌い上げます。その声で見ているみんなの心を惹きつけてくれます。

次の曲は終盤にたたみかけるように名曲の「頭の良くなるラブソング」。会場の熱気もさらに一段階上がります。サビでは声を出せないゲストボーカルの声が聞こえてくるような勢いと熱量です。声は出せないけど全身でコーラスを表現しています。

そして後2曲と宣言し歌うのは「夕暮れの歌」。『奇跡を繰り返してこう』という歌詞にこのコロナによる大変な時もなんとか乗り越えていけるという希望が詰まっているように感じます。

本編最後はしっとりと歌う「胡蝶の夢」。『ひとときの短い夢だったとても気持ちのいい夢』というフレーズが印象的です。今日の1時間半というライブが夢のように楽しい時間だったと感じます。そんな時間をくれたセックスマシーン‼に感謝です。

【アンコール】

おまけタイムは「新世界へ」を披露。今日の新しいスタイルでのライブ。そしてこれからいろんなバンドが考えて作っていくさまざまなスタイルで始まるライブの新世界へ思いを込めて歌います。セクマシのライブは最後にしっかりと締め曲で終わらせるところが素晴らしいです。

【セットリスト】

・久しぶり！

・ウッドストック2019

・サルでもわかるラブソング

・いいよね

・始まってんぞ

・かくせ！！

・明日月曜

・（It’s only）ネクラ

・君を失ってWow

・夜の向こうへ

・響けよ我が声

・春への扉

・頭のよくなるラブソング

・夕暮れの歌

・胡蝶の夢

アンコール

・新世界へ

【次回ライブ】

次回ライブは今日ライブ中に告知された生配信で行う「どこでライブやっとんねん！～海原編～」。6月7日16：00より配信でライブが行われます。Youtubeで見られるのでぜひチャンネル登録をしてご覧ください。

コロナの影響でライブハウスでクラスターが発生するなどなかなか生ライブを見ることが難しい中で、感染対策を徹底しライブを行ってくれたセックスマシーン!!とそれを提案してくれたライブハウスANIMAに感謝しています。今までとは違う形でしたが、生のライブを感じられることがこんなにもうれしいことだと改めて実感します。まだまだ時間がかかるかもしれませんが、またライブハウスで生ライブが見られることを楽しみにしています。それまでは配信ライブを楽しみましょう。