【ライブレポ】　笑え！悲惨な戦い　（2）　1月25日

出典：ＰＡＮ　公式Twitter

【前回のライブレポート】

前回は開場からハニカミボーイズまでのレポートでした。前回のライブレポート→

今回はその続きです。4バンドのライブレポートをお伝えしようと思います。

【花団】

悲惨な戦いのトップバッターは花団です。会場が暗転されるとBRAHMANの入場ＳＥが流れて、お客さんから笑いが起きています。メンバーが順番に出てきて、最後にボーカルのカズが上半身裸で身体にマジックで筋肉を書き、BRAHMANのボーカルTOSHI-LOWさんのモノマネで登場しました。そして1曲目はBRAHMANの「ANSWER FOR…」。登場の勢いのままカズ降臨（笑）。TOSHI-LOWさんのようにはいかずみんな支えるのに必死。みんなの上で寝ている状態で歌い続けますが、すぐに限界がきてステージに戻されました。今回の悲惨な戦いでは、25年以上続いている現役バンドのカバーを1曲やることがルールです。BRAHMANを選んで1曲目に持ってきた花団のチョイスに驚きながらも、テンションがぶち上がりました。2曲目は「先輩はところてん」。この曲はみんなで振付をします。振付をしない人は指名されて注意されるのでみんな一生懸命頑張ります。その後MCやいろんな曲のカバーを挟みながら、最後は「俺のブーメラン」で花団のライブは終了。花団は全4曲（カバー込み）。

初めて花団のライブを見ましたが、メンバーの演奏力とアドリブ力がずば抜けていると感じました。見た感じ全てがアドリブでその場で考えて演奏しているようで、それでもお客さんを常に楽しませる、笑わせるライブで感動しました。

セトリ

・ANSWER FOR

・先輩はところてん

・ミートプリンセス

・俺のブーメラン

出典：花団ボーカル塚原一繁　公式Twitter

【四星球】

続いては四星球です。四星球は登場してすぐに、ギターのまさやんが1曲目に「ＰＡＮ」の題名詞の食パン投げをカバーすると宣言しました。まさやんは会場の後ろの方で肩車されている子どもを指名してパン投げにチャレンジしす。まさやんが食パンを投げると、天使になった康雄さんが飛んでいる食パンをフォローしたおかげで無事にパン投げに成功しました。パン投げは成功しましたが、康雄さんの羽がバチバチみんなに当たっていました（笑い）。四星球の1曲目はBRAHMANの「SEE OFF」。高校野球の応援歌でも有名な曲です。BRAHMANのライブさながらの盛り上がりで、康雄さんも客席に降臨！曲の最後には康雄さんが「しんどい」と叫ぶほどの熱量でした。康雄さんは悲惨な戦いをしていたころの曲をやると宣言して、2曲目は「ギンヤンマ」。そして4曲目は「我ら吉野川同盟」と少し懐かしい曲です。古参のファンにはうれしいセットリストです！これで終わらないのが四星球。さらにもう1曲カバー曲を披露。もしも「ガラガラヘビがやってくる」をSCOOBIE DOが演奏したらというカバーにコラボを入れた曲を披露。四星球がこの悲惨な戦いに力を入れているのがよくわかります。康雄さんは「クラーク博士と僕」のとき、「このライブが嫌いなんです！でもやったら楽しいんですよ」とこの企画の大変さと面白さが伝わる熱いMCをしていました。四星球の20周年ではやりませんと言っていましたが、是非やってほしいとみんな思っているんじゃないでしょうか。その他にも新曲を2曲披露し、四星球のライブは終了。いつもよりコント色は薄かったように思いますが、懐かしさと新しさと熱い気持ちがよく伝わるライブでした。やっぱり四星球はいつも違うライブをしてくれる、本当のライブバンドだと改めて感じました。

セトリ

・SEE OFF

・ギンヤンマ

・名犬ニッパードックンロール

・我ら吉野川同盟

・ガラガラヘビがやってくる（SCOOBIE DOが演奏したら）

・クラーク博士と僕

・薬草

・SWEAT 17 BLUES

出典：四星球official　Twitter

【セックスマシーン!!】

3番目のバンドはセックスマシーン!！（以下セクマシ）です。1曲目は定番の「サルでもわかるラブソング」スタート。「おれ、おまえ、好き」とみんで叫ぶこの曲で会場のみんなの心をつかみます。曲の中にはＢ型・末っ子・わがままボーイのボーカルもーりーが会場のゲストボーカル達にもっと愛を要求。もっと大きな愛をもらったもーりはおじさんたちの手の甲にキスのプレゼント。1曲目からセクマシの世界にみんなを連れて行ってくれます。2曲目は「始まってんぞ」勢いそのままに駆け抜けていきます。3曲目にカバー曲ＴＲＦの「survival dAnce 〜no no cry more〜」。ゲストボーカルの世代にもマッチしたこの曲でさらに会場は盛り上がりを見せます。歌っているモーリーの笑顔がとても印象的でした。この後ＭＣで現役バンドのカバーじゃないとツッコまれて、初めて今回の縛りをしっかりと確認した様子（笑い）。この辺の抜けたところがもーりーの良さだと感じております。4曲目はセクマシのリード曲「君を失ってＷＯＷ」。今日も長い長いマイクケーブルで会場内を動き回るもーりー。会場のカーテンに隠されたとこまで入っていくもーりーは子どものころの冒険心が残っているかのよう。「ＷＯＷ」が予定より1回多かったみたいで、日野さんと近藤さんが慌てて対応していて、こういうのがライブならではだなと感じました。その後新曲とリリースツアー日程の発表がありライブ終了。ＭＣのところどころに悲惨な戦いへの思いがちりばめられていて、気合の入ったライブだったと思います。

セトリ

・サルでもわかるラブソング

・始まってんぞ

・survival dAnce 〜no no cry more〜

・君を失ってＷＯＷ

・隠せ

・夕暮れの歌