今日紹介する邦ロックのおすすめ曲は京都出身の3ピースバンド10-FEETから「CHERRY BLOSSOM」です。
「CHERRY BLOSSOM」は2002年に発売された1st ALBUMに収録されている10-FEETの初期に作られた曲です。初期では珍しい日本語詞でできています。18年たった今でもテンフィファンの間で人気の衰えない楽曲です。
現在は10-FEETのライブを締めくくるときに演奏される「CHERRY BLOSSOM」ですが、特に10-FEETが主催している京都大作戦では最終日のアンコールの最後に演奏され、全力で楽しんだ達成感と京都大作戦が終わってしまうという寂しさを感じさせます。
そんな10-FEETのライブの最後には欠かせない「CHERRY BLOSSOM」を詳しく紹介します。
【収録CD】
1st ALBUM2002年04月12日発売 「springman」
【曲の特徴】
「CHERRY BLOSSOM」は和訳すると桜の木という意味です。桜の花がきれいに咲いてそして儚く散っていくのを、人の人生に重ね合わせて描いています。サビに出てくる『過去は現在のために』や『今日は明日のために』という歌詞には過去の苦しいことを乗り越えたから今の幸せがある。そして今の喜びは明日の苦労を乗り越えるためにあるのだ。だから今はその幸せを全力で感じようと前向きにさせてくれます。
また、2番の『他界してしまえば CLOTHING MONEY TOY すべて消滅 頭の中のモノ以外全て絶滅』の歌詞が特徴的でおすすめです。ここの『頭の中のモノ』は記憶や思い出です。最後に残る大切なものは何かを教えてくれています。
曲調は桜の花が満開になる春のようなポップで爽やかさを感じられます。10-FEETの中では大人しめになっています。そのため暖かく自然と笑顔になり歌詞とマッチしているのがよくわかります。
【ライブでの楽しみ方】
「CHERRY BLOSSOM」のライブでの楽しみ方は名物になっているタオル投げです。サビの『桜舞う 桜が咲く』のところで、自分の持っているタオルを上に軽く投げましょう。周りから見ると色とりどりのタオルが花のように咲いて、そして舞っているように見えます。2万人規模の大きな野外フェスなどでは圧巻の光景になります。タオル投げのコツとしては、タオルの片側を結んでおくと投げやすくなりまっすぐ落ちてくるので便利です。あまり高く投げすぎると他の人と混ざって自分のタオルを見失ってしまうので注意が必要です。タオル投げを楽しむためにも10-FEETのライブにはタオルを必ず持って行きましょう。
【おすすめポイント】
「CHERRY BLOSSOM」のおすすめポイントは曲の間奏でTAKUMAさんがたまに言う『となりの知らない人とハイタッチやー』です。10-FEETのライブではみんな仲良く、来ている人みんなが仲間だということで隣の知らない人とも一緒に楽しめるのがおすすめの1つです。それを最も感じられるのがこの時です。まだまだ邦ロックがメジャーではなくなかなか普段分かり合える人がいないことも多いですが、10-FEETのライブではこんなにもたくさん仲間がいるんだということが感じられる最高の場面です。初めてだと躊躇しがちですが、みんないい人ばかりなので気にせずハイタッチすると気持ちがいいので是非やってみてください。
【MV】
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